高次脳機能障害とは 交通事故により頭部に強い衝撃が加わった場合、事故の前後でまるで別人のように性格が変化してしまうことがあります。事故前には認められなかったが、事故後に、例えば、たいした理由もないのに突然感情を爆発させて...
1.非器質性精神障害 脳の器質的損傷(※傷など)を伴わない精神障害(以下「非器質性精神障害」といいます。)の後遺障害が存しているというためには、以下の(ア)精神症状のうち1つ以上の精神症状を残し、かつ、(イ)能力に関する...
交通事故によって眼を負傷した場合、眼球や瞼(まぶた)に障害が残ることがあります。 具体的には、眼球の障害としては、視力障害、調節機能障害、運動障害及び視野障害があり、瞼の障害としては欠損障害と運動障害があります。 視力障...
耳の後遺障害としては、聴力障害、耳介の欠損障害、耳漏・耳鳴が挙げられます。なお、内耳損傷による平衡機能障害については、後記のとおり、具体的症状に応じて、神経系統の機能障害および聴力障害として捕捉される可能性があります。 ...
鼻の後遺障害としては、欠損障害及び欠損障害を伴わない機能障害があり、それぞれ障害の内容により、以下のとおり等級が定められています。 欠損障害 後遺障害等級 後遺障害後遺障害の具体的内容等級 鼻を欠損し、その機能に著しい障...
口の障害は、主なものとしては、咀嚼機能障害・言語障機能害や歯牙障害があります。また、その他にも、味覚障害・舌の異常・嚥下障害等が後遺障害として認定される場合があります。 咀嚼機能障害及び言語機能障害 後遺障害等級 後遺障...
関節の可動域制限の測定方法について 関節の機能障害は、関節の可動域制限の程度に応じて評価するものであり、可動域の測定については、日本整形外科学会及び日本リハビリテーション医学会により決定された「関節可動域表示並びに測定法...
上肢の骨格及び関節に欠損障害、機能障害または変形障害が残存した場合、以下のとおり、後遺障害として認定される可能性があります。 欠損障害 交通事故によって、上肢の一部又は全部を失った場合、喪失した部位・程度に応じて、以下の...
手指に欠損障害または機能障害が残存した場合には、下記の後遺障害等級が認定されます。 なお,手の指は、日常的に、「親指」、「人差し指」、「中指」、「薬指」、「小指」と言いますが、後遺障害の認定基準では、手の指は順に、「母指...
下肢の骨格及び関節に欠損障害、機能障害、変形障害または短縮障害が残存した場合、以下のとおり、後遺障害として認定される可能性があります。 欠損障害 交通事故によって、下肢の一部又は全部を失った場合、喪失した部位・程度に応じ...
足指の後遺障害としては、欠損障害及び機能障害があり、それぞれ障害の内容により、以下のとおり等級が定められています。 なお、足指については、日常的には「親指」、「人差し指」、「中指」、「薬指」、「小指」といいますが、後遺障...
外貌の醜状の概要 事故によって、体の表面に大きな傷跡や瘢痕(これらを「醜状」といいます。)が残ってしまうことがあります。 以下のとおり、体のどの部位に、どれくらいの大きさの醜状が残ったかに応じて、後遺障害等級が異なってき...
後遺障害の対象となる「脊柱」とは 後遺障害の対象となる「脊柱」は、頸椎、胸椎及び腰椎です。 解剖学上は、仙骨及び尾骨も脊柱の一部であるとともに、骨盤骨の一部をなしていますが、後遺障害等級上の「脊柱」の障害とは、頸部及び体...
鎖骨、胸骨、肋骨、肩甲骨、骨盤骨の後遺障害としては、変形障害しかありません。 変形障害 変形障害の具体的内容 後遺障害 後遺障害の具体的内容 等級 鎖骨、胸骨、肋骨、肩甲骨または骨盤骨に著しい変形を残すもの 「鎖骨、胸骨...